西安
歩いて回遊する城壁、有名な陶製の軍隊、文化のるつぼ
北は威河、南は秦嶺山脈に囲まれた西安には長く誇り高い歴史があります。千年以上に渡り13の王朝の首都として栄え、何百もの宮殿や寺院があります。
西安盤浦博物館を訪れると、紀元前3世紀にさかのぼる兵馬俑でさえ、比較的新しいものであることがわかります。現在、市がある場所からは新石器時代の遺跡が発掘されており、遺物の間を散策できます。7世紀に建てられた巨大な雁塔や象徴的な鼓楼、鐘楼はかつての王朝の威力を感じさせ、西安大モスクは中世の交易の交差点として栄えた街の地位を物語ります。
街の最も古い部分をとり囲む城壁に沿って歩いてみましょう。この種のものでは中国で最も完成度の高い建造物で、中世の世界最大級の防衛体制であることがわかります。しかし、西安は過去だけでなく、繁栄する近代的な大都市でもあります。中央の鐘楼から放射状に伸びる東西南北の大通りには、きらびやかなショッピングモールや現代的なレストランが立ち並びます。
掘り出し物や手工芸品をお探しなら、北園門街のナイトマーケットがおすすめ。ラム肉のピタパンサンドなど、イスラム教徒の影響を受けた屋台の食べ物も楽しめます。西安の名物料理は、壮大なモニュメントと同様にコスモポリタンな文化を反映しています。