青島
海岸の魅力、植民地時代の遺物、賑わうシーフードレストラン
19世紀に作られた湛橋桟橋を日没時に散歩するのが地元の人々の習慣。それに加われば、なぜ青島が急速に中国の人気都市の1つになりつつあるのか、理由がわかります。海岸から陸を振り返ると、赤い屋根のコロニアル様式の建物、起伏のある丘と色とりどりの仏塔、その後ろに都市の成長と将来の可能性を示すガラスの高層ビルが輝いています。
聖ミカエル大聖堂のツインタワーを中心に、ドイツ植民地時代の建物が立ち並び、入り組んだ旧市街の通りは徒歩での探索に最適です。中山路には賑やかなレストランや屋台があります。夕方になると、鶏肉の串焼き、豚肉の蒸し餃子、コオロギのフライなど、いろんな屋台に多くの人が集まります。
レストランのディナーメニューはプレミアムシーフードが主流。特別料理は通常季節限定で、冬はタコ、夏と秋はイカが登場します。人気メニューは、焼きイカや、アワビ、エビ、ナマコの火鍋。地元で醸造された青島ビールにぴったりの品々です。
崂山国家森林公園は、道教寺院を訪れる訪問者を魅了します。道教寺院はこの地域の壮大な大自然のキャンバスに赤、青、金の色を塗ったかのよう。人里離れた山道を進むと、泡立つ泉や、僧侶の田白雲がかつて住み瞑想をしていた神聖な洞窟に出くわすかもしれません。そこから森林を抜け、山頂を目指せば、青島の壮大なスカイラインを一望できます。