クリチバ
ヨーロッパ風のランドマーク、未来的な建築物、そして緑豊かな空間
ブラジル、パラナ州の州都クリチバは、歴史的建造物と近代建築がシームレスに融合した活気に満ちた都市です。その中心にあるのが大勢の人で賑わうショップ、魅力的なストリート・カフェ、楽しい大道芸人が居並ぶ歩行者天国の11月15日通り。歩いてすぐのところには石畳のラルゴ・ダ・オルデム広場があります。日曜日にはフリーマーケットが開催され、地元の人々と観光客の両方に人気の場所です。一千軒以上のカラフルな屋台が軒を連ね、手作りのジュエリー、陶器、工芸品を見つけたり、作りたてのストリートフードが味わえます。19世紀に建てられた優雅な大聖堂、カテドラル・バシリカ・メノール・デ・ノッサは静けさに満ちています。複雑なステンドグラスの窓とそびえ立つアーチ型の天井をじっくりと見学しましょう。その後に街の現代建築を眺めると、旧世界の宝石と調和のとれたコントラストに驚かされます。ガラスと鋼管だけで建てられた劇場、オペラ・デ・アラメは、小さな湖と滝のある緑豊かな公園内にあります。目の形をしたオスカー・ニーマイヤー美術館はブラジルの著名な建築家の設計で、多様な芸術品や文化展示のコレクションを展示しています。
都会の中心部を離れれば、周辺には大自然が広がり、素晴らしいアウトドアを体験できる機会を提供してくれます。市内中心部からすぐの緑豊かなクリチバ植物園はゆっくりと過ごすのに最適な場所。曲がりくねった小道を進むと、幾何学的な花壇が特徴の美しいフランス様式の庭園が広がります。その先には鉄とガラスでできた壮麗な温室があります。冒険心が旺盛な方は、バリギ公園に向かい、自転車をレンタルして緑豊かなトレイルや静かな湖を探索してみては? 滝、穏やかな湖、パノラマが楽しめる広大なタングア公園へのハイキングもお薦めです。
日が沈むと、ダイニングとナイトライフ・シーンの始まりです。郷土料理のレストランが多くあり、タルタルステーキに似たカルネ・ディ・オンサや、パラナ州名物の長時間煮込んだビーフシチュー、バヘアドはぜひ味わってみたいもの。採石場跡を利用したコンサート会場、ぺドレイラ・パウロ・レミンスキではイベントやフェスティバルが開催され、オルデム広場には屋台、フードトラック、パフォーマーが集い、お祭りのような賑やかな雰囲気を醸し出しています。

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