ベレン
アマゾン地域、植民地時代の建築、エキゾチックな料理
ベレンでは、朝日とともにオウムの鳴き声で起きて、地元の生活のリズムに浸りましょう。ヴェロ・ペーゾ市場に向かい、アマゾン奥地から届くスパイス、果物、薬草の荷下ろしの様子を眺めましょう。屋台を見て回ったら、地元の人と現地の朝食、魚のフライを添えたマンジオッカ粉のアサイーを味わってみてください。

市場の裏手にあるカンピーナとチダーデ・ヴェーリャの狭い石畳の通りには、ゴム産業全盛期に建てられたヨーロッパ風の豪邸が残っています。当時の面影を残すバーでは、名物料理のカランゲージョ(泥カニ)、噛むと舌が痺れるジャンブの葉を煮込んだシャーサが味わえます。
ナザレのマンゴー並木はベレンの真昼の暑さから身を守ってくれます。人気の自然保護公園マンガル・ダス・ガルサやあまり知られていないウティンガ公園など、街の各所にある緑豊かなオアシスは熱帯雨林の天蓋を作り、頭上からは猿の鳴き声が聞こえてきます。さらに足を延ばすと、水辺の高床式レストランで軽食がとれるコンブ島や砂浜の淡水ビーチで有名なモスケイロ島があります。
市内中心部に戻り、絶景の夕日を眺めながら、エスタソン・ダス・ドッカス・ウォーターフロント複合施設でハッピーアワーを楽しみましょう。アヒルの丸焼きを入れた煮込み、パット・ノ・トゥクピーと豆の煮込みマニソバの専門レストランでディナーを食べて、その後は、ウマリザルやレドゥトのトレンディなバーへ。音楽がお好きなら、伝統的なアフロ先住民のカリンボや、現代のテクノブレガの脈打つ電子ビートに身をゆだねてみるのもいいかもしれません。
ベレンでは年に一度、ブラジル最大の宗教行事「ナザレ大祭」が開催され、ブラジル全土から何千、何万の人々が集まります。

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