ヴァドーダラー
活気に満ちた芸術と文化、壮大な史跡、王室の遺産
ヴァドーダラは、1800年代のマラーター王国の支配者、マハラジャ・サヤジラオ・ゲクワッド3世の街であり、彼の治世の名残りはいたるところに見られます。ヨーロッパ様式に対する支配者の好みを反映してか、ムガール帝国とマラーター王国の建築には英国ビクトリア朝のデザイン要素が所々に見られます。今日、多くのランドマーク的な建物は裁判所や大学などの公的機関です。
産業の活況により、ヴァドーダラは商業の中心地として急速に発展しています。ですが、人々の暮らしは今もその文化的ルーツに根づいています。足を踏み鳴らすガルバダンスに参加してグジャラートを身近に感じましょう。9日間のナヴラトリ祭は、パフォーマンスを鑑賞するのに最適です。
マラーター時代の名残りであるマハラジ・ファテ・シン博物館とバローダ博物館では、ラジャ・ラヴィ・ヴァルマのオリジナル作品、美しいモザイク作品、王室の肖像画を鑑賞することができます。週末には、サヤジ・バウグのような美しい公園や庭園の噴水、花壇の間を人々と一緒に散策しましょう。
オールド・バローダの狭い路地には、市場、祠(ほこら)、ゲクワッドによって建てられた百年の歴史を持つ施設が点在しています。要塞化された旧市街地にあるマンドヴィの市場では、チャニヤチョリなどの伝統的な衣装や、カラフルな刺繍やミラーワークの生地を探すことができます。ショッピングと屋台の食べ物は密接に関係しており、通りにはグジャラート語で書かれたスナック菓子の屋台が並びます。ファテグンジや旧市街のエリアで、セブ、カチョリ、チェブド、甘くてスパイシーなバカルワディなど、地元の人気料理を試しましょう。

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